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「長渕剛、やっぱスッゲーーー!」口々にみんなが言う。
山本寛斎氏総指揮・監督のショーへのゲスト出演のために臨んだ、東京ドーム・センターステージ。たとえどんなフィールドでも、全力で自分のライブに徹するその姿に、他のシーンの出演者までもが「ツヨシーー!!」と歓声をあげた。 |
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バンドメンバーとのぴったりと息のあったセッションとダンス。かと思えば、ひとり激しくギターをかき鳴らし、照明は生き物のように、長渕の切れのある呼吸にピタッと重なり合う!! 実に迫力のパフォーマンスを見せつける。と、これが本物の祭りじゃい! と言わんばかりに突然ステージから飛び出した! 口に含んだ水をぶちまけ、飛びついてくる他の出演者たちを払いのける。ドーム内を三塁側へそして一塁側へと、疾風のごとく駆け回る。さらにはバックネットにまでよじ登り、これでもかこれでもか、と客席をあおる。客席からのびるたくさんの観客の手に、ハイタッチをする。それまで静かにショーを鑑賞していた制服姿の女子中学生たちも、「超カッコイイーーー!!」と席を立ち上がり前に詰め寄り、拳を振り上げはじめた! 会場全体で拳が上がる。その一体感の中で、長渕は心の底から沸き上がってきた歌詞を即興で歌いはじめる。 |
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| その言葉は、不安やためらう気持ちをときほぐす魔法の言葉のようであった。最初はただじっとステージを眺めていただけの客席は、徐々に右手を上げ、左手を上げ、最後には会場全体が大きく大きく、右へ、左へと揺れはじめた。そして、長渕がハーモニカを取り出し、奏ではじめた瞬間、会場内のいたるところからすすり泣く声がきこえた。これまで長渕のライブを見た事もないだろう若い女性や、ネクタイ姿のサラリーマンらしき男性までもが、涙を流している。 |
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この自発的に生まれた一体感、みんなで感嘆の声を上げ、泣き、笑い、拳を挙げることこそが、祭りにとってもっとも重要な原動力なのだ。長渕は観客一人一人を巻き込むことで、このショーをよりエネルギー溢れるものにした。フィナーレでは、そんな客席からの声援を受け、巨大なバルーン「太陽の船」が、高らかに打ち上げられた。そして長渕は、山本寛斎氏とガッチリ握手を交わして、このショーの幕を閉じた。 |
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