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2007 TSUYOSHI NAGABUCHI ARENA TOUR [ Comeon Standup!]
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2007 TSUYOSHI NAGABUCHI ARENA TOUR [ Comeon Standup!] TOUR INFORMATION
【大阪城ホール1日目レポート】

9/23、故郷・鹿児島の熱狂を乗せ、10トントラックは、16台の隊列を組みながら、ひたすら小倉を目指した。奇しくも日本国を変えようと、ひたすら走り続けた薩摩の侍たちと同じ道のりだ。
赤々と燃え上がった鉄の塊のように、長渕の熱情が、意志が宿り煮えたぎった機材達を乗せ、16人のスタッフが運んで行く。ただの機材では無い、細心の注意をしながら、熱い想いで長渕剛の心を運んでいるのだ。
まだ300キロ。
9/24、次の大阪へ向け、600キロを一気に駆け抜ける。
9/25、鹿児島から920キロ、東京ドームが20個も入る巨大な大阪港にある南港トラックターミナルに、遂にたどり着く。闘いが始まるまでの束の間の休息。一方、大阪で最高のRockショーをする為、長渕はギリギリまで、その肉体を精神を、新極真の朋友新保智と練り上げる。
9/27、LIVE前日、息を止めていたかのような器材に、長渕剛の血流が注ぎ込まれる。入念なリハーサルとその場で沸き上がってくるインスピレーション。会場とオーディエンスが創る空気の中で次々と変化し、うねる感情、日常から引き剥がされる心。ギリギリの危うさを創りあげるRockショー、そこからしか生まれない純粋性。予定調和が無いステージ、瞬時に動くスタッフ、獣のようにギラついた目でステージを見つめ、長渕を見つめる。このセンターステージではスタッフさえも主役の一人だ、他のどのアーティストにも出来ない演出。それが長渕剛のLIVEなのだ。

さぁ、いよいよ大阪の幕は切って落とされた。12000人の熱き剛コールそして突き上げられる拳、拳、拳。天を衝く絶叫、心がうち震える。長渕の最高の笑顔がビジョンに映し出される。
それは今日、この時、この瞬間を約束する。
♪Come on Stand up!〜 長渕の唄が、あっと言う間に、心の奥底に突き刺さってくる。自分を信じる事さえ疲れはててしまった時代だと、だけど立ち上がれと。ピントの合わない自分の網膜を横っ面を叩くようなビートが正気にする。
懐かしいLOVEバラードは長渕と12000人の大合唱となり優しさが会場を包み込む。
この会場に集まったすべての人間に突き付けられる存在証明のように、いつかの少年は真実を求めた。喩えようもない一体感が長渕を突き動かす。

『電車が無くなっても知らねぇぞ!』

次々と予定外の曲を唄って行く。
長渕の研ぎ澄まされた五感が、超絶した声をステップを躍動を創りあげていく。そして、3時間以上もトップギアで走り続け、レッドゾーンを振り切って行く。

トリプルアンコールは、『神風特攻隊』だ。
長渕の絶叫。間奏には、長渕の心が叫ぶ、戦争の無意味さを、人が人を殺し合う無意味さを、命の尊さを、バンドが銃弾の雨を降らせ、照明は、真っ赤に染まる。忘れてはいけない言葉がある。政治家でも何でもない、ただの音楽家がやらなければならない事。目を背けてはならない真実、人は真実を突き付けられると言葉を失う、しかし長渕剛は、それでも「神風」をオーディエンスと共有した。そう、長渕剛じゃなければやろうとしないだろう。いや、出来ないのだ。真実に目を背ける事は楽であり、眼前に対峙することは辛く厳しい事だ。

ミャンマーで一人の邦人映像ジャーナリストが凶弾に倒れる痛ましい事件が起きた。許し難い出来事だ。最後迄右手から離れなかったカメラは、何を切り取っていたのだろうか。真実を追い求めたものたちの揺るぎなき心は忘れられる事はない。同胞が射殺される惨劇がTVニュースで放送される事は初めてのように思う。眼前に起きた事実。心から御冥福を祈ります。長渕剛とは何ら関係があるものではない、しかし日本人としてギリギリ奥歯を噛みしめた。この夜、最高にファンを信じた夜、比類のない最高なRockショーは終わった。デビュー当時、歯をくい縛った前座時代、日本全国の中で唯一アンコールが来た大阪、あの時の拍手が今も長渕の心の中に響いている。人を信じ、約束をした大阪には、熱狂の中にこそ生まれる優しさがいつもある。

やはり凄かった!それしか言葉が見つからない!

(文/フォーライフミュージックエンタテイメント 横田利夫)

 

【大阪城ホール2日目レポート】

大阪城ホール
玉砕!炎上!撃沈!天昇!

そんなバズーカ砲並みの本当にド迫力なライブだった〜!
揺れた揺れた皆で揺れた!
唄った唄った皆で大合唱した!
上げた上げた皆で拳突き上げた!
音・光・剛・オーディエンス・三位一体ならぬ 四位一体の創り上げる空間が
情熱と言う血液を大阪城ホールの中に送りだし、まさに巨大なコクーンが命の息吹を吹き上げた、そんなライブだった!
これ程までのボルテージが どこにあるだろうか!
剛も皆も声の張り裂けるばかりに歌った!唄った!絶叫した!
甘く切なく唄うラブバラードすら皆の大合唱!圧巻。
円形ステージの持つ力、円形オーディエンスの持つ力が
更に熱を引き上げているかのようにも見える。
かつて類を見ない程の一体感「一つ」がそこに存在する!

それを証明するかのような出来事が起こった。力の割れんばかりに唄って来た剛が終盤に選んだ弾き語り曲『夕焼けの唄』。メニューに無い曲だ。
静寂が立ち込める…波を打った静けさだ。後半部分のファルセットで唄うハミングに差し掛かった時、ヒューヒューヒュー……高音が途切れる。
それでも力の限り唄う剛。
しかし哀しくも途切れる…
全力で突っ走って来た剛の高音質が乱れる!あ〜どうなる!
今までどれだけこのホールがヒートアップして来たかが、かすれ出した剛の声で伺い知れる。ヒートアップに剛は答え皆も答えてきた!
哀しくも三回目に声がかすれた時、なんと皆が一斉に歌い出した!
沸き上がる拍手!いたるところで拍手が沸き上がる!さらに皆が唄う!大合唱が起きる!!ハミングの大合唱だ!なんという一体感だろう。
「限り無い一つ」がそこにある!

隣りの照明ブースにいるハタ坊(照明家)が自分の腕を指差している!指差す方向の先には……ハタ坊の腕に鳥肌が立っているのだ…
熱いものが込み上げる!スタッフにも驚愕の優しい出来事!

剛の目には光るものがあった!
「ごめんね〜」
優しく響く…

かつて長渕剛と言う新人がデビューして間もない頃、前座で30分と言う時間が与えられた。。少年はひたすら唄った!誰も名前を知らない、誰も歌を知らないそんな頃。緊張の余り弦が切れても只ひたすら唄う剛に初めてアンコールが掛かった…それが大阪。フェスティバルホール、剛22歳の春。

「その時から大阪は心の中で大切な…大切な…場所になってます。
だから今、最高の気持ちでここに立ってます。」

剛の言う大阪は 特別な場所 優しい場所 温かい場所 勇気と愛をくれた場所 限りない明日への力をくれた場所。
そして今日『神風特攻隊』を唄い、「死」の尊厳を知り、「生」を問うた大阪。

大阪2DAYS2日目。トリプルアンコールを含む3時間を悠に越える超ロングライブ。 燃えた。涙した。優しき大阪。

「心から感謝します!大阪万歳〜!!」

ステージを降りた剛の背中は 限りない優しさで包まれていた…。

涙をも流した大阪ライブは浪花の優しき熱き香りに包まれ
怒涛の幕を閉じた…。
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